屋根葺き替えの費用相場|外壁塗装との組み合わせと判断軸

2026.07.09
基礎知識

築20年を超えた屋根は、瓦のずれや屋根材の割れが目立ち始めます。「そろそろ葺き替えかもしれない」「外壁塗装とまとめたほうが得なのでは」と迷う方も多いでしょう。

先に結論をお伝えします。屋根の葺き替えは、古い屋根材を撤去して新しく葺き直す工事です。塗装やカバー工法より高額になりやすい一方、下地から一新できる安心感があります。外壁塗装と同時に行えば、足場代を1回にまとめられる利点も生まれます。

本記事では、葺き替えの費用相場・3工法の違い・費用内訳・外壁塗装との組み合わせ・業者選びを順に整理します。船橋市を含む千葉県北西部の気候にも触れながら、判断材料をお届けします。

屋根葺き替えの費用相場はいくら?

屋根葺き替えの費用は、30坪相当の住宅で100〜200万円程度が一般的な相場です(出典:複数事業者の相場データ)。塗装の40〜80万円やカバー工法の80〜150万円と比べ、高めの水準です。理由は、既存屋根の撤去と廃材処分、新しい屋根材の費用が加わるためです。あくまで目安であり、正確な金額は屋根材や下地の状態で決まります。まずは、塗装・カバー工法・葺き替えの費用感を並べて全体像をつかみましょう。次の表で、3つの工法のおおよその相場を整理します。

屋根リフォーム3工法の費用目安(30坪相当・出典:複数事業者の相場データ・2026年時点)
工法費用目安特徴向いている屋根の状態
塗装40〜80万円出典:相場データ最も安価・定期メンテ向き色あせ・軽い劣化
カバー工法80〜150万円出典:相場データ既存の上に新屋根材をかぶせる中程度の劣化・下地は健全
葺き替え100〜200万円出典:相場データ撤去して新品に葺き直す下地の腐食・雨漏り

屋根葺き替え費用のおおよその目安

30坪相当の葺き替えは、100〜200万円程度が一般的な水準です(出典:上表の相場データ)。使用する屋根材のグレードや、下地の傷み具合で金額は前後します。瓦から軽量なガルバリウム鋼板へ替えるなど、選ぶ屋根材でも費用が違ってきます。

金額の幅が大きいのは、既存屋根や下地の状態が家ごとに異なるためです。下地の野地板(のじいた)まで傷んでいれば、補修費が追加されます。野地板とは、屋根材を支える下地の板のことです。逆に下地が健全なら、費用は抑えめに収まる傾向です。

外壁塗装と同時に行う場合の総額イメージ

屋根葺き替えを外壁塗装と同時に行うと、足場代を1回にまとめられます。事業者も、屋根の葺き替えと外壁の施工を合わせた総額の考え方を解説しています(出典:YouTube「屋根の葺き替えと外壁の重ね張りって、合計いくらかかるの?」)。

別々に頼むと、足場代が二重に発生します。足場代は1回あたり15〜22万円前後が目安とされ(出典:複数事業者の相場データ)、まとめれば1回分を抑えられます。屋根と外壁の両方に手を入れる予定があるなら、同時施工は総額面で理にかなった選択です。

葺き替え・カバー工法・塗装の違いと費用

屋根リフォームには、葺き替え・カバー工法・塗装の3つの選択肢があります。費用も、適した屋根の状態も異なります。違いを理解すると、自宅に合う工法を選びやすくなるはずです。塗装は表面を塗り直す方法、カバー工法は既存屋根の上に新しい屋根材をかぶせる方法、葺き替えは丸ごと交換する方法です。事業者も、カバー工法と塗装を費用面で比較して解説しています(出典:YouTube「屋根のカバー工法と屋根塗装 どっちがいいの?」)。まずは3工法の特徴を、次の図で整理しましょう。

屋根リフォーム3工法の比較(塗装 / カバー工法 / 葺き替え)
費用の目安・工事範囲・向いている屋根の状態で整理しました(費用は30坪相当の目安)
塗装
表面を塗り直す
費用の目安
40〜80万円
目安(30坪相当)
工事範囲
屋根表面の塗り替えのみ。撤去や交換は行わない
向いている屋根の状態
色あせや軽い劣化が中心で、下地はまだ傷んでいない屋根
カバー工法
上から新屋根材をかぶせる
費用の目安
80〜150万円
目安(30坪相当)
工事範囲
既存屋根を残したまま、上に新しい屋根材を重ねる
向いている屋根の状態
表面の劣化は進むが、下地(野地板)がまだ健全な屋根
葺き替え
丸ごと交換する
費用の目安
100〜200万円
目安(30坪相当)
工事範囲
既存屋根を撤去し、下地の補修から新屋根材まで交換
向いている屋根の状態
雨漏りや下地の傷みが深刻で、表面補修では対応できない屋根
※ 費用はいずれも一般的な目安です。屋根の面積・形状・屋根材の種類・下地の状態によって変わります。実際の金額は現地調査を受けたうえで見積書で確認してください。

3つの工法の特徴と費用の目安

塗装は、3工法のなかで最も費用を抑えられます。定期的なメンテナンスとして選ばれる方法です。カバー工法は、既存の屋根を残したまま新しい屋根材をかぶせます。撤去費がかからない分、葺き替えより安く収まりやすい工法です。

葺き替えは、既存の屋根を撤去して新品に葺き直します。3工法のなかで費用は高めですが、下地から見直せる点が強みです。事業者も、ガルバリウム鋼板の屋根工事でカバー工法と塗装を比較して紹介しています(出典:YouTube「ガルバリウム鋼板”屋根工事”の費用相場を暴く!カバー工法vs塗装を比較」)。

屋根の劣化状態でどう選ぶか

工法選びの軸は、屋根と下地の劣化状態です。色あせや軽い傷みなら、塗装で対応できます。屋根材はまだ健全でも、コケや色あせが出てきたら塗り替えの目安です。

一方、雨漏りが起きていたり、下地まで腐食していたりする場合は、塗装では追いつきません。この段階では、葺き替えが選択肢になってきます。中程度の劣化で下地が健全なら、カバー工法が費用と効果のバランスに優れます。判断に迷うときは、複数の業者に屋根の状態を診てもらいましょう。私自身、屋根を調べたときも、劣化のサインを写真で見せてもらって初めて状態を実感できました。

屋根葺き替え費用の内訳|撤去・下地・新屋根材

葺き替え費用は、既存屋根の撤去・下地の補修・新しい屋根材の3つが中心です。塗装にはない撤去や廃材処分の費用が加わります。これが、葺き替えが割高になる主な理由です。見積書を読むときは、この内訳が独立して書かれているかを確認しましょう。「一式」表記では、何にいくらかかっているのか判断できません。撤去費や下地補修費が別項目で明記されていると、比較がしやすくなるはずです。事業者も、葺き替え工事の費用を内訳に分けて解説しています(出典:YouTube「屋根葺き替え工事の費用相場!詳しい内訳も解説!」)。費用の内訳イメージを、次の図で整理しましょう。

屋根葺き替え費用の内訳イメージ
どの工程に費用が配分されるかの目安です(割合はイメージ・実際は屋根の状態で変わります)
葺き替え費用の
内訳イメージ
新屋根材 30%
施工費 20%
既存撤去・廃材処分 15%
足場 13%
野地板補修 10%
防水ルーフィング 7%
諸経費 5%
※ 割合はあくまでイメージ・目安です。屋根の面積・形状・下地の傷み具合・選ぶ屋根材によって内訳は変わります。塗装にはない撤去・廃材処分の費用が加わる点が、葺き替えが割高になる主な理由です。見積書ではこれらの項目が「一式」ではなく個別に明記されているかを確認してください。

既存屋根の撤去・処分費(アスベスト確認)

葺き替えでは、まず既存の屋根材を剥がします。この撤去作業と、出た廃材の処分費が発生します。塗装にはない工程のため、その分の費用が上乗せされます。

古いスレート屋根には、アスベストを含む建材が使われているケースもあります。その際は、専門的な処理費が別途かかります。築年数が古い住宅では、現地調査の段階で確認してもらうと安心です。見積もりに撤去・処分費が明記されているかを見ておきましょう。

野地板・防水ルーフィング・新屋根材の費用

屋根材を剥がした後は、野地板や防水ルーフィングを点検します。防水ルーフィングとは、屋根材の下に敷く防水シートのことです。ここが傷んでいれば、あわせて交換します。

その上に、新しい屋根材を葺きます。屋根材は、瓦・スレート・ガルバリウム鋼板などで単価が異なります。軽量な金属屋根は、建物への負担を抑えつつ耐久性も期待できます。下地から一新できる点が、葺き替えの安心につながります。

外壁塗装と同時に行うメリットと判断

屋根葺き替えを外壁塗装と同時に行う最大のメリットは、足場代を1回にまとめられることです。屋根も外壁も、施工には足場が欠かせません。別々に行うと、その都度足場を組むため費用が二重にかかります。まとめて施工すれば、この重複を避けられます。加えて、工事全体の期間も短くなり、近隣への負担も軽く済みます。まずは、同時施工が向いているかを判断する目安を確認しましょう。

同時施工が向いているかの判断チェック
屋根葺き替えと外壁塗装をまとめて行うべきか、自宅に照らして確認しましょう(項目をタップでチェックできます)
当てはまる項目が多いほど、同時施工の検討価値が高い目安です 足場代を1回にまとめられ、工事期間も短く、近隣への負担も軽く済みます。一方で一度の支払額は大きくなるため、資金計画とあわせて判断しましょう。
※ あくまで判断の目安です。屋根や外壁の状態は現地調査を受けたうえで、複数の事業者の見積書を比較して決めることをおすすめします。

足場代を1回にまとめる

足場は、作業員が安全に高所で作業するための設備です。屋根の葺き替えも外壁塗装も、この足場がなければ施工できません。別々に依頼すると、屋根のときと外壁のときで2回、足場の設置と解体が発生します。

同時施工なら、1回組んだ足場で屋根も外壁も仕上げられます。足場代は工事のたびにかかる固定的な費用です。この1回分の差は、総額に無視できない影響を与えます。屋根と外壁の両方に手を入れる予定があるなら、検討する価値は十分でしょう。

同時が向くケース・分けたほうがよいケース

屋根と外壁の劣化時期が近いなら、同時施工が有利です。数年以内に外壁塗装も見込まれるなら、まとめてしまう判断も合理的です。近い将来にもう一度足場を組むより、総額を抑えられる場合も出てきます。

一方で、外壁がまだ健全なら、屋根の葺き替えを先に行う選択も現実的です。無理に外壁塗装を前倒しすると、費用が過剰になりがちです。屋根と外壁それぞれの状態を業者に診てもらい、タイミングを相談しましょう。

費用を抑えるポイントと安すぎる見積もりの注意

葺き替えは高額だからこそ、抑えどころを知っておくと安心です。カバー工法との比較や制度の活用など、根拠のある方法を検討しましょう。ただし、安すぎる見積もりには注意が必要です。事業者のなかには、「安すぎる屋根・外壁の工事は危険」として、費用の落とし穴を指摘する声もあります(出典:YouTube「150万円以下で外壁・屋根の塗装をするのは危険です」)。金額の安さだけでなく、その根拠を確認する姿勢が大切です。

カバー工法との比較・火災保険・補助金

下地が健全であれば、カバー工法は葺き替えの有力な代替案です。既存屋根を撤去しないため、撤去・処分費を抑えられます。まずは現地調査で下地の状態を確認し、葺き替えとカバー工法の両方で見積もりを取って比べましょう。

屋根の傷みが台風などの自然災害によるものなら、火災保険が適用されることもあります。また、耐震や省エネの条件を満たすと、自治体の助成制度の対象になるケースもあります。補助金・助成金の内容は年度や地域で異なるため、お住まいの自治体公式サイトや、国土交通省が案内する住宅支援制度で最新情報を必ずご確認ください。制度は年度替わりで失効することがあるため、「公開時点の情報」であることが前提です。

極端に安い見積もりの落とし穴

相場より極端に安い葺き替えには、理由が隠れている場合も見受けられます。屋根材のグレードを下げていたり、下地補修を省いていたりするケースです。撤去や防水ルーフィングの工程を簡略化していることもあります。

安さに惹かれて契約すると、数年で不具合が出る事態も起こり得ます。かえって総額が高くつく結果につながりかねません。なぜその金額になるのかを、明確に説明できる業者を選びましょう。訪問販売で契約を急がせる業者には、特にご注意ください。

後悔しない業者選びと相見積もり

高額な工事だからこそ、業者選びが仕上がりを左右します。屋根工事の実績も含めて確認し、複数社で比較することが基本です。特定の業者を名指しせず、一般的な確認ポイントを押さえておきましょう。見積もりで損をしないための確認方法について、事業者は「内訳の明記」「数量の根拠」を丁寧に見るよう解説しています(出典:YouTube「外壁塗装見積もりで騙されない方法」)。まずは、業者選びで見るべき点を整理します。

晴天の古い屋根材が撤去された戸建て屋根と足場屋根葺き替え外壁塗装費用

屋根工事の実績と保証の確認

外壁塗装は得意でも、屋根の葺き替え経験が浅い業者もいます。屋根は形状や勾配、屋根材が家ごとに異なり、専門的な判断が求められます。屋根工事の施工実績を、件数や年数で確認しておきましょう。

保証内容も、屋根と外壁の両方に及ぶかを見ておくと安心です。保証の期間と範囲が書面で明示されているかを確かめましょう。私自身、業者を比べたときも、屋根工事の実績と保証範囲を尋ねると、対応の丁寧さに差がはっきり出ました。

信頼できる見積書 vs 注意が必要な見積書
屋根葺き替えの見積書を、良い書き方と危うい書き方で項目別に比較しました
確認する項目 信頼できる見積書安心して比較できる 注意が必要な見積書追加確認したい
撤去・処分費 別項目で明記 × 「一式」表記で内訳不明
屋根材の製品名 メーカー名・製品名を記載 × 「屋根材」とだけで未記載
下地補修の条件 補修範囲・追加条件を明記 条件が不明で後から追加も
保証内容 期間と範囲を書面で明記 口約束のみで書面が不明
※ ○=明記されていて比較しやすい/△=記載があいまいで追加確認が必要/×=内訳が読み取れない、の目安です。保証は屋根と外壁の両方に及ぶかも確認し、複数の事業者の見積書を同じ項目で見比べると違いが分かりやすくなります。

見積書で必ず確認したい項目

見積書では、既存屋根の撤去・処分費、下地(野地板・ルーフィング)の補修、新屋根材の単価と数量が独立して書かれているかを見ましょう。屋根材は、メーカー名・製品名まで記載されていると信頼して任せられます。

「一式」表記が多い見積もりには注意が必要です。後から追加費用が発生する余地を残しがちです。私も相見積もりを取ってみて、内訳の明確さが業者選びの決め手になると感じました。船橋市を含む千葉県北西部は海風による塩害(潮風の塩分が金属屋根や外壁を傷める現象)を受けやすく、耐久性を踏まえた提案ができる業者を選ぶと安心です。

よくある質問(FAQ)

屋根の葺き替えと塗装では費用はどれくらい違いますか?

葺き替えは既存屋根の撤去や新しい屋根材が加わるため、塗装より高額になりやすい傾向です。差額は屋根の面積や屋根材で変わります。複数社の見積もりで比較することをおすすめします。

葺き替えとカバー工法はどちらが安いですか?

一般的には、既存屋根を残すカバー工法のほうが撤去費がかからず、費用を抑えやすいとされます。ただし下地の傷みが進んでいる場合は葺き替えが適することもあるため、現地調査での判断が大切です。

屋根葺き替えを外壁塗装と同時に行うメリットは何ですか?

屋根も外壁も足場が必要なため、別々に行うと足場代が二重にかかります。同時に行えば足場代を1回にまとめられ、総額を抑えやすくなるのです。

屋根の葺き替えに使える補助金はありますか?

省エネ改修や耐震などの条件を満たすと、自治体の助成制度を利用できる場合があります。制度は年度・地域で異なるため、お住まいの自治体公式サイトで最新情報をご確認ください。

屋根葺き替えの見積もりで確認したい点は何ですか?

既存屋根の撤去・処分費、下地の補修、新屋根材の単価と数量が明記されているかを確認しましょう。古い建材はアスベスト確認も含め、現地調査で相談すると安心です。

外装工事は専門知識が必要な分野ですが、基本を押さえれば落ち着いて判断できます。葺き替え・カバー工法・塗装の費用と特徴を理解すること。そして外壁塗装と同時に行うかを、屋根と外壁の状態から見極めること。それが、後悔しない外装リフォームへの確かな一歩です。

外壁・屋根の劣化が気になったら
診断・現地調査・お見積もりまで無料

「費用を知りたい」「うちはまだ大丈夫?」など、判断に迷ったときの確認からお気軽に。しつこい営業はありません。

無料相談&お見積もりはこちら

対応エリア:船橋市・市川市・市原市・千葉市ほか千葉県北西部/東京23区・西東京

📷 写真を送るだけ・無料診断

外壁・屋根の気になる箇所を、スマホで撮って送るだけ。地元の専門スタッフが無料で診断します。

  • 診断だけでもOK
  • 相見積もり歓迎
  • しつこい営業なし
LINEで無料診断する 🧮 まずは費用の概算を知る(30秒)📄 他社の見積もり、それ適正?(無料セカンドオピニオン)

※診断・お見積もりは無料です。診断後にこちらから営業のお電話はしません。

外壁・屋根・雨漏りのお悩みは、地域密着のカツミホームへ
船橋市・市川市・市原市エリア対応|無料の現地調査・お見積もりを承ります

関連記事