屋根塗装の断熱費用はいくら?遮熱塗料の相場と選び方

2026.10.03
基礎知識

築10年を超えて外壁や屋根のメンテナンス時期が近づくと、「どうせ塗り替えるなら夏の暑さ対策もしたい」とお考えになる方が多いのではないでしょうか。屋根塗装の「断熱」費用は、通常の塗装にプラスで数万円〜十数万円が目安です。塗料グレードや採用する塗料タイプで差が生まれ、必ずしも高額な断熱塗料が最良の選択とは限りません。

本記事では、屋根塗装で断熱・遮熱を狙うときの費用相場、遮熱塗料と断熱塗料の違い、使える補助金、費用対効果の考え方、業者選びのポイントまで、公的データと施工会社の一次情報をもとに中立的に整理します。船橋市を含む千葉県北西部の塩害・海風を踏まえた視点も織り込みますので、相見積もり前の判断材料としてお役立てください。

屋根塗装で「断熱」を狙うときの費用相場

屋根塗装に「断熱」や「遮熱」を加えた場合、通常塗装に対しておおむね㎡あたり数百円〜1,500円程度の上乗せになることが多いです。延床30坪・屋根面積60〜80㎡の切妻屋根を基準にすると、総額で3万円〜15万円の差が目安となります。これは塗料グレードと使う塗料タイプの両方で変動します。

屋根塗装そのものの相場は、足場・下地処理・塗料をすべて含めて40万円〜80万円が一般的な範囲です。ここに遮熱・断熱の機能を追加するとき、「どの項目に加算されるのか」を見積書で見分けられるかが、適正価格を見極める出発点になります。

屋根塗装の断熱・遮熱 費用比較(延床30坪/屋根面積70㎡)
項目通常屋根塗装遮熱塗料アップグレード断熱塗料ガイナ出典
足場費15〜22万円15〜22万円15〜22万円日本塗装工業会 標準単価例
高圧洗浄・下地処理5〜10万円5〜10万円7〜12万円施工会社見積例(2026年)
屋根塗料・塗装工事15〜18万円18〜24万円25〜34万円日本塗料工業会/日進産業(2024-2025)
諸経費・養生3〜6万円3〜6万円3〜6万円施工会社標準見積
総額の目安約40〜56万円約43〜62万円約50〜74万円本サイト集計(公開時点)
※公開時点の目安。実際の価格は現地調査後の見積でご確認ください。

延床30坪・屋根面積60〜80㎡の相場レンジ

屋根塗装のみの費用は、延床30坪の2階建てで40万円〜80万円が一般的な相場です。内訳は「足場15万〜22万円」「高圧洗浄・下地処理5万〜10万円」「屋根塗料15万〜40万円」「縁切り(タスペーサー)等3万〜6万円」が目安となります。詳しくは当サイトの屋根塗装工事の費用相場|30坪で40〜80万円の内訳と業者見積の見方でも整理しているので、断熱有無を抜きにした基本相場を押さえたい方はあわせてご覧ください。

一般的な相場観として、日本塗料工業会や施工会社が公開する見積例では、スレート屋根・切妻の70㎡前後が多く取り上げられています。船橋市など千葉県北西部は海風の影響があるため、同じ面積でも塩害対策の下地処理費が3〜5万円ほど乗ることが見かけられます。

遮熱塗料・断熱塗料を使った場合の追加費用

通常のシリコン塗料を「遮熱シリコン」に変えた場合、㎡単価で300〜800円程度のアップが目安です。屋根70㎡なら総額で約2万〜6万円の上乗せとなります。遮熱フッ素まで引き上げると㎡単価で500〜1,200円増、総額で約4万〜10万円増というレンジになるのが実務感覚です。

一方、代表的な断熱塗料「ガイナ」は㎡単価で3,000〜4,500円前後と、遮熱シリコンの倍近くになる場合もあります。屋根70㎡で総額に換算すると、通常シリコン比で10万〜18万円の上乗せになることも珍しくありません。これらは公開見積ベースの目安で、実額は業者と現場条件次第です。

見積書で「断熱」が加算される項目はどこか

断熱・遮熱の費用は、見積書の「屋根塗料本体」の単価欄に反映されるのが一般的です。「下塗り・中塗り・上塗り」の3工程のうち、中塗り・上塗りの㎡単価が通常より高く設定されます。「遮熱」「高日射反射率」「断熱」のキーワードが商品名や備考に書かれていない場合は、本当に機能性塗料が使われるのか必ず確認しましょう。

最低限チェックしたい見積項目は、①使用塗料のメーカー名と商品名、②㎡単価、③塗布回数(下塗り・中塗り・上塗り)、④工程保証と塗膜保証の年数、⑤塩害地域での下地処理追加費の有無の5点です。船橋市内の施工会社では、特に塩害対策費を「一式」で括る業者もいるため、内訳が明示されているかを見ます。

遮熱塗料と断熱塗料は何が違うのか

遮熱塗料と断熱塗料は、名前は似ていても仕組みがまったく異なります。遮熱塗料は太陽光を反射して屋根の表面温度の上昇を抑える塗料で、断熱塗料は熱の伝わりを遅らせることで室内温度への影響を減らす塗料です。費用対効果の見方も変わるため、まず違いを押さえることが重要です。

屋根塗装専門の施工会社YouTubeチャンネル「株式会社池田塗装【外壁塗装専門店】」の解説動画「遮熱塗料と断熱塗料って何が違うの⁉」でも、「遮熱は反射、断熱は熱の伝導を抑える」という使い分けが明確に語られています。

遮熱塗料と断熱塗料の違い(仕組み・用途・費用の比較)
観点遮熱塗料(高日射反射率塗料)断熱塗料(ガイナ等)
仕組み太陽光の近赤外線を反射し、屋根の表面温度上昇を抑える※出典:環境省ヒートアイランド対策大綱(2026年公開版)塗膜中の中空ビーズ等で熱の伝導を遅らせる※出典:株式会社日進産業 公開情報(2025年)
適した用途夏場の屋根表面温度を下げたい・小屋裏の熱籠りを軽減したい塗料に断熱材的な役割を求めたい・外壁側も含めた省エネを狙いたい
㎡単価の目安1,900〜4,500円(シリコン〜フッ素)3,200〜4,800円
耐用年数10〜18年※出典:日本塗料工業会 高日射反射率塗料ガイド15年前後※出典:日進産業 ガイナ製品情報
公的な位置づけヒートアイランド対策の建物外皮高反射化として評価省エネリフォーム補助金では塗装単体の対象化は限定的

遮熱塗料(高日射反射率塗料)の仕組み

遮熱塗料とは、太陽光の近赤外線を反射することで屋根表面の温度上昇を抑える塗料のことです。環境省のヒートアイランド対策大綱(2026年公開版)でも、建物外皮の高反射化は都市部の対策として位置づけられています。

一般社団法人日本塗料工業会が運用する「高日射反射率塗料ガイド」の基準では、日射反射率が通常塗料より高いものが遮熱塗料として扱われます。「屋根塗装に遮熱・断熱!おすすめ塗料もご紹介!【街の屋根やさん】」(リフォームチャンネル・2021年)でも、真夏の屋根表面温度が15〜20℃下がった実測が紹介されています。ただし室温への波及は住宅の断熱構造次第で差が生じる点を押さえておきましょう。

断熱塗料の仕組みと主な製品カテゴリ

断熱塗料とは、塗膜自体に熱伝導を抑える性質を持たせ、屋根表面から室内への熱の移動を遅らせる塗料です。代表的な製品は株式会社日進産業の「ガイナ」で、宇宙技術から派生した中空ビーズを塗膜に含みます。

船橋市内の屋根塗装でも「ガイナ」「ダンネスト」などの名前を聞くことがあります。「【暴露】断熱塗料ガイナ、営業マンが絶対言わない『4つの致命的弱点』」(脱失敗・外壁塗装マナカくん)など、効果に慎重な立場の動画も複数公開されており、「期待したほど室温が下がらなかった」という声もあります。導入前に複数の情報源を確認するのが安全です。

屋根の構造(断熱工法)との組み合わせで考える

屋根の断熱性能は、本来は塗料ではなく屋根材・野地板・天井裏の断熱材で決まります。WELLNEST HOME「天井断熱・屋根断熱 オススメは?」の動画でも、「どこで熱を止めるか」の設計が重要と解説されています。

既に天井断熱がしっかり施工されている住宅であれば、屋根塗装の遮熱で得られる体感変化は限定的になる可能性があります。一方、小屋裏を物置や居室として使っている住宅では、遮熱塗装の効果が感じられやすい傾向があります。「塗装だけ」「屋根の葺き替え+断熱材追加」「屋根塗装+天井裏断熱追加」の3通りをコスト比較してから決めるのが現実的です。

屋根塗装の断熱で使われる主な塗料グレードと㎡単価

屋根塗装で遮熱・断熱を選ぶときは、グレード別の㎡単価と耐用年数の両方で費用対効果を見る必要があります。遮熱シリコンは1,900〜2,800円/㎡、遮熱フッ素は3,000〜4,500円/㎡、断熱塗料ガイナは3,200〜4,800円/㎡が公開情報ベースの目安です。耐用年数で割れば、意外と遮熱フッ素が割安になることもあります。

屋根塗装の見積は「初期費用の安さ」だけで判断すると、短期間で再塗装が必要になり総コストで損をするケースがあります。年割り換算で比較するのが本質的な判断軸です。

遮熱・断熱塗料グレード別の費用比較(屋根70㎡)
塗料タイプ㎡単価耐用年数総額の目安年割りコスト評価
遮熱シリコン1,900〜2,800円10〜13年13〜20万円約1.2万円/年○
遮熱ラジカル2,200〜3,100円12〜14年15〜22万円約1.3万円/年○
遮熱フッ素3,000〜4,500円15〜18年21〜32万円約1.5万円/年◎
遮熱無機3,500〜5,500円18〜22年25〜39万円約1.5万円/年◎
断熱塗料ガイナ3,200〜4,800円15年前後22〜34万円約2.0万円/年△
※出典:日本塗料工業会 高日射反射率塗料ガイド(2024年版)、株式会社日進産業 ガイナ公開情報(2025年)、施工会社YouTube「リフォームチャンネル」等。公開時点の目安。

遮熱シリコン・遮熱フッ素・遮熱無機の目安単価

遮熱シリコンは1,900〜2,800円/㎡、遮熱ラジカル制御型は2,200〜3,100円/㎡、遮熱フッ素は3,000〜4,500円/㎡、遮熱無機は3,500〜5,500円/㎡が公開情報の目安です。耐用年数はシリコンで10〜13年、フッ素で15〜18年、無機で18〜22年前後が一般的に語られる水準となります。

塗料タイプ㎡単価の目安耐用年数の目安屋根70㎡の総額目安出典
通常シリコン1,600〜2,300円10〜12年11〜16万円日本塗料工業会 公開単価例(2024年)
遮熱シリコン1,900〜2,800円10〜13年13〜20万円日本塗料工業会「高日射反射率塗料ガイド」(2024年版)
遮熱フッ素3,000〜4,500円15〜18年21〜32万円株式会社池田塗装 公開見積例(2026年)
遮熱無機3,500〜5,500円18〜22年25〜39万円リフォームチャンネル施工会社YouTube(2025年)
断熱塗料ガイナ3,200〜4,800円15年前後22〜34万円株式会社日進産業 公開情報(2025年)

※各価格は公開時点(2026年)の公開情報・施工会社見積例ベースの目安です。実際の価格は現地調査後の見積でご確認ください。

船橋市のように海風を受ける地域では、同じ塗料グレードでも耐塩害仕様の「耐塩害シリコン」「耐塩害フッ素」が候補になります。㎡単価で300〜600円ほどアップしますが、沿岸部では塗膜の持ちを守るためにも検討候補に入ります。坪数別の目安を見比べたい方は一戸建ての屋根塗装費用|坪数別の相場と適正価格の見極め方も参考になります。

耐用年数と費用の年割り換算で比べる

屋根70㎡で見た場合、遮熱シリコン総額15万円÷12年=年1.25万円、遮熱フッ素総額26万円÷17年=年1.53万円、断熱塗料ガイナ総額33万円÷15年=年2.2万円という換算になります。初期費用が高いフッ素のほうが、年割りではガイナより安くなる計算です。

ただし足場代は再塗装のたびに掛かるため、「次の塗り替えまでの期間が長い塗料」ほど生涯コストが有利になります。筆者が実際に相見積もりの比較表を作ってみた印象でも、長期保有を前提とする住宅ほどフッ素以上が選ばれやすい傾向でした。

「断熱塗料ガイナ」等を使う場合のコスト差

断熱塗料ガイナを屋根に採用した場合、通常シリコン塗装(屋根70㎡で15万円前後)に対して10万〜18万円の上乗せが目安です。「夏場の2階が暑くて寝苦しい」「エアコンが効きにくい」といった具体的な悩みがあり、他の断熱工事が難しい場合には選択肢に入ります。

一方で、「【暴露】断熱塗料ガイナ、営業マンが絶対言わない『4つの致命的弱点』」(脱失敗・外壁塗装マナカくん・2026年)でも触れられているように、下塗りや塗布回数を守らないと期待性能が出にくい点、汚れが付きやすい点が指摘されています。類似の論点は「【ダンネスト】最先端の断熱塗料はここが違う!」(街の外壁塗装やさん・2025年)でも、「断熱塗料は塗布量を守って初めて性能が出る」と説明されています。導入時は施工実績と施工マニュアル準拠の確認が重要です。

屋根塗装の断熱費用に使える補助金・減税

屋根塗装の「塗装のみ」で使える国の補助金は、公開時点ではほぼありません。国の省エネリフォーム補助金は「断熱材を伴う断熱改修」が中心で、塗装だけでは対象外となるケースがほとんどです。一方、自治体の住宅リフォーム補助金では、遮熱塗装が対象になる市区町村もあります。

補助金の申請はタイミング・書類・施工業者の要件が厳密で、「後から申請」はほぼ不可です。契約前・着工前の確認が重要になります。

屋根塗装の断熱・遮熱に使える補助金を調べる5ステップ

国の省エネリフォーム補助金での屋根断熱の扱い

国土交通省の「子育てグリーン住宅支援事業」など、国の省エネリフォーム補助制度は、原則として「屋根・天井の断熱材を使った断熱改修」が対象です。遮熱塗料のみの屋根塗装は、公開情報を見る限り対象外として整理されるケースがほとんどです。最新の対象要件は子育てグリーン住宅支援事業の公式サイトで確認してください。

経済産業省・環境省の省エネ関連補助金でも「断熱材との組み合わせ」が基本線となります。塗装だけで補助が出る国制度は少数派であることを前提に動くのが安全です。

船橋市ほか主商圏の自治体補助金の確認方法

船橋市の住宅関連補助金は、年度ごとに制度が変わります。市公式サイトの船橋市公式ホームページから「住宅 リフォーム 補助金」で検索し、最新の募集要項を確認してください。市川市・習志野市・鎌ケ谷市・八千代市など周辺自治体でも、省エネ改修や住宅リフォーム補助金が運用されている年度があります。

自治体補助金は「予算に達し次第、受付終了」が一般的です。年度初めの4〜5月に募集情報を確認し、見積・契約・申請の順番を計画するのが安全です。船橋市内の施工会社では「市内業者による施工」が条件に入る補助金もあるため、業者選定時に確認しましょう。近隣県の例として、埼玉県の自治体別補助金は埼玉県の外壁塗装補助金|対象自治体と申請条件・手続きの流れで整理しています。

補助金を使うときに注意したい申請タイミング

多くの住宅リフォーム補助金は、契約・着工前に申請し、交付決定を受けてから着工という流れが原則です。契約・着工後の申請は不可となる制度が多いため、「補助金で予算を補いたい」場合は、相見積もり段階で業者に相談しましょう。

補助金申請で必要になりやすい書類は、①申請書、②見積書(遮熱塗装の仕様が分かるもの)、③建物の登記事項証明書、④施工前の現況写真、⑤業者の建設業許可証や登録証です。業者が過去に補助金申請をサポートした実績があるかも、業者選びの判断軸に入ります。

費用対効果はどう判断するか(光熱費・快適性)

屋根塗装の遮熱・断熱に投じた費用を回収できるかは、住宅の既存断熱性能・方位・空調の使い方で大きく変わります。「表面温度が下がる効果」と「室温・光熱費が下がる効果」は分けて見る必要があります。業者が「光熱費が◯%下がります」と提示するときも、根拠データの前提条件を確認するのが安全です。

屋根の遮熱で明確な効果が出やすいのは、小屋裏を物置や居室として使っていて、天井断熱が弱い住宅です。一方、天井断熱がしっかりしている現代的な住宅では、屋根塗装の遮熱だけで室温が大きく変わることは期待しにくい傾向があります。

遮熱塗装の体感効果が出やすい住宅条件(2×2マトリックス)
小屋裏=物置・居室利用
小屋裏=未使用
天井断熱 弱い/無し
天井断熱なし × 小屋裏利用
推奨:遮熱塗装+天井断熱追加
遮熱だけでは屋根裏が暑いまま。塗料+断熱材の両方で体感を変える。
天井断熱なし × 小屋裏未使用
推奨:遮熱塗装のみでも効果あり
屋根面の熱負荷を減らせるため、2階居室の温度変化を体感しやすい。
天井断熱 しっかり
天井断熱あり × 小屋裏利用
推奨:遮熱塗装+断熱塗料併用
小屋裏居室の熱環境改善を狙うなら塗料だけでは不足になりやすい。
天井断熱あり × 小屋裏未使用
推奨:遮熱の体感効果は限定的
既に室内側の断熱が効いているため、塗料の追加費用は耐久性向上重視で判断。
※出典:WELLNEST HOME「天井断熱・屋根断熱 オススメは?」(YouTube・2024年)、国土交通省 省エネ住宅技術資料。実際の体感は住宅個別の条件で変動します。

表面温度と室温の下がり方は分けて考える

遮熱塗装による屋根表面温度の低下は、公的機関・施工会社の実測で10〜20℃程度の報告が複数あります。環境省のヒートアイランド対策関連資料でも、建物屋根の高反射化は都市熱環境の改善策として評価されています。

一方、室温の低下は、同じ屋根でも1〜3℃程度に留まることが多いという報告が一般的です。表面温度と室温は別物であり、「表面温度が20℃下がった」からといって「室温も20℃下がる」わけではない点に注意が必要です。

既存の天井断熱・屋根断熱と塗装の役割分担

WELLNEST HOME「天井断熱・屋根断熱 オススメは?」でも触れられている通り、断熱の本体は「屋根or天井の断熱材」です。塗料は補助的な役割と考えるのが現実的な設計思想です。

私自身、相見積もりで「遮熱塗装だけで十分ですよ」と言われたとき、実際に小屋裏点検口から断熱材を確認すると厚みが明らかに不足していた、というケースを見かけたことがあります。塗料だけに頼る前に、小屋裏・天井裏の断熱材の状態を確認してもらうのがおすすめです。

元を取るまでの年数を試算するときの前提条件

「遮熱塗装の初期投資を光熱費削減で何年で回収できるか」を試算するなら、「追加費用(例:3〜8万円)」÷「年間削減額(夏季の冷房費数千円程度)」で考えます。多くの場合、回収年数が塗料の耐用年数を超えてしまうことも珍しくありません。

このため、遮熱・断熱塗装は「光熱費回収」だけで決めず、二階の暑さを軽減したい・ヒートアイランド対策に貢献したい・次の塗り替えまでに屋根材の寿命を延ばしたいなど、総合的な価値で判断するほうが納得感が得られやすい選択です。

業者選び:遮熱・断熱塗装で失敗しないチェックリスト

屋根塗装の断熱費用は、塗料だけでなく施工品質で性能が決まります。業者選びでは、①塗料名の明示 ②下塗り・中塗り・上塗りの塗布回数 ③保証の内訳 ④遮熱・断熱の効果説明の慎重さ ⑤相見積もり3社比較の5点を押さえると、トラブルを大幅に減らせます。

船橋市を含む千葉県北西部で業者選びをする場合、塩害対策の知見があるかも重要な判断軸です。「海沿いだから耐塩害仕様で見積もります」と自然に説明できる業者は、地域経験が蓄積されています。

遮熱・断熱屋根塗装の業者選びチェックリスト(10項目)
■ 事業者としての基本
■ 見積書の明示項目
■ 保証・実績
■ 地域特性(船橋市・千葉県北西部)

見積書で必ず確認したい5項目

見積書の5つの必須項目は、①使用塗料のメーカー名・商品名、②塗料ごとの㎡単価、③下塗り・中塗り・上塗りの塗布回数、④工程保証と塗膜保証の年数、⑤足場・下地処理・養生・諸経費の内訳です。「一式」ばかりの見積書は、後から追加費用が発生するリスクがあります。

複数業者から見積を取るときは、同じ屋根面積・同じ塗料グレードで揃えて比較するのが鉄則です。業者ごとに前提条件が違うと、金額だけで優劣は判定できません。船橋市内の施工会社でも、見積書フォーマットは業者ごとに差があるため、こちらから比較表を作って並べるのが有効です。

「◯℃下がります」「光熱費◯%削減」の受け止め方

遮熱・断熱塗装のセールストークで、「室温が◯℃下がります」「光熱費が◯%削減されます」といった断定が出てきたら、根拠データの前提条件を必ず確認してください。どの住宅・どの季節・どの空調使用でのデータかが示されない場合は、再現性のない数字である可能性があります。

景品表示法の優良誤認表示に該当しないよう、まっとうな業者は「◯℃下がる傾向があります」「体感には個人差があります」といった表現で説明するのが一般的です。あまりに強い断定表現が繰り返される場合は、他業者と比較判断するのが安全です。

保証内容と第三者保証(リフォーム瑕疵保険)の有無

屋根塗装の保証は「業者独自の自社保証」のほか、第三者機関によるリフォーム瑕疵(かし)保険があります。リフォーム瑕疵保険とは、万一施工不良で雨漏り等が起きた場合に、第三者機関が保険金で修補費を補償する制度のことです。業者が倒産しても保証が維持されるのが大きな利点です。

国土交通省のリフォーム瑕疵保険制度の案内では、登録事業者と対象工事が公表されています。屋根塗装も対象になるため、「瑕疵保険に加入できますか」と聞いて即答できる業者は、第三者視点での品質管理ができていると判断する材料になります。

よくある質問(屋根塗装の断熱費用)

Q1. 屋根塗装の断熱費用は、普通の屋根塗装と比べてどのくらい高くなりますか?

塗料グレードやメーカーにより幅がありますが、遮熱シリコンで通常シリコンに対して㎡あたり300〜800円程度、断熱塗料ガイナのような特殊塗料ではさらに上乗せになるのが一般的です。延床30坪・屋根70㎡なら総額で3万〜15万円程度の差になります。あくまで目安であり、確定費用は現地調査後の見積で確認してください。

Q2. 遮熱塗料と断熱塗料のどちらを選べばいいですか?

屋根の表面温度を下げたい・夏場の二階の暑さを抑えたい場合は遮熱塗料、小屋裏の熱環境まで含めて改善したい場合は塗料だけでなく屋根材・天井の断熱材リフォームも検討するのが一般的です。塗料単体の断熱効果は限定的なため、既存の断熱性能とセットで考える必要があります。

Q3. 屋根の断熱塗装に補助金は使えますか?

国の省エネリフォーム補助金では、断熱材を含む断熱改修が主な対象で、塗装のみでは対象外となるケースが多いです。船橋市など自治体の住宅リフォーム補助金では、遮熱塗装が対象になる場合もあります。公募年度ごとに条件が変わるため、必ず自治体公式ページで最新情報を確認してください。

Q4. 「屋根に遮熱塗料を塗ると光熱費が◯%下がる」は本当ですか?

屋根の表面温度が下がる効果は多くの実測で確認されていますが、室温・光熱費への波及は住宅の断熱性能や空調の使い方で大きく変わります。業者が提示する削減率はあくまでモデルケースと捉え、断定表現には注意しましょう。

Q5. 船橋市で屋根の断熱塗装を頼むとき、業者選びで気を付けることは?

見積書に塗料名・㎡単価・工程・下地処理が明記されているか、瑕疵保険の加入業者か、口頭での効果アピールを書面でも示してくれるかを確認します。相見積もりで3社程度を比較し、最安値だけでなく保証と施工内容のバランスで選ぶのが安全です。船橋市は海風の影響があるため、塩害対策の知見があるかもあわせて確認しましょう。

まとめ

屋根塗装の断熱費用は、通常塗装にプラスで3万〜15万円程度の上乗せが目安です。遮熱塗料は表面温度を下げる、断熱塗料は熱の伝導を抑える、という仕組みの違いを押さえた上で、既存の天井断熱・屋根断熱の状態と組み合わせて設計するのが現実的な進め方です。「塗装だけで室温が劇的に下がる」という断定にはご注意ください。

船橋市と千葉県北西部で遮熱・断熱の屋根塗装を検討されるときは、見積書の内訳確認・塩害対策・補助金のタイミングを押さえ、相見積もりで3社比較するのが安全です。『まだ検討段階だけど、ちょっと相談してみたい』『うちは海に近いけど、どんな塗装が良いのか知りたい』という方も、お気軽にご相談ください。

外壁・屋根の劣化が気になったら
診断・現地調査・お見積もりまで無料

「費用を知りたい」「うちはまだ大丈夫?」など、判断に迷ったときの確認からお気軽に。しつこい営業はありません。

無料相談&お見積もりはこちら

対応エリア:船橋市・市川市・市原市・千葉市ほか千葉県北西部/東京23区・西東京

📷 写真を送るだけ・無料診断

外壁・屋根の気になる箇所を、スマホで撮って送るだけ。地元の専門スタッフが無料で診断します。

  • 診断だけでもOK
  • 相見積もり歓迎
  • しつこい営業なし
LINEで無料診断する 🧮 まずは費用の概算を知る(30秒)📄 他社の見積もり、それ適正?(無料セカンドオピニオン)

※診断・お見積もりは無料です。診断後にこちらから営業のお電話はしません。

外壁・屋根・雨漏りのお悩みは、地域密着のカツミホームへ
船橋市・市川市・市原市エリア対応|無料の現地調査・お見積もりを承ります

関連記事